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tsuki no kobanashi

ソプラノ 和田静乃の日々をつづります
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atelier Cremo’lata Norico Kojima with Concerts「Music + Gallery」

アトリエ クレモラァタ 小島典子作品展 ~コンサートとともに~



毎秋、代官山ヒルサイドテラスにおける「猿楽祭」の公演ブログラムのひとつとして開催されてきた、絵と音楽が重なり合うコンサート「Music +Gallery」。このコンサートにおいて、毎年一日限りで展示された作品の数々を、この夏、6/30(金)~7/2(日)の三日間の会期でご覧いただけることとなりました。


会場は、神谷町駅よりほど近くのギャラリー・樋口文庫。グランドピアノを有するこのギャラリーでは、もちろんコンサートも予定しています。これまでの「Music+Gallery」の歴史を辿りながら、語りと音楽で綴るコンサートと、猿楽祭で同日開催している「愛の宝石」と銘打ったコンサート、2種類の公演をそれぞれ2回ずつ開催いたします。


さらに、猿楽祭でもご協力頂いている香水プランド・DI SER(ディセル)の代表・篠原康幸さんのご提案により、香水の原液を混ぜた絵の具で描かれた絵画作品「aromalato(アロマラート)」も発表いたします。
美しい香り漂う絵画作品…なかなかお目に(お鼻に?)かかることができないものではないでしょうか。


絵と音楽、そして香りのコラボレーションを、是非この機会にお楽しみください。
皆様のお越しをお待ち申し上げております。




【作品展会期】
2023年6月30日(金)~7月2日(日) 11:00~18:00(最終日は16:00閉場)




【コンサート日時】
30日(金)16:00開演 
「愛の宝石~薔薇に魅せられた王女たち~」
1日(土)16:00 開演
「Music+Gallery 2019-2022の足跡」
2日(日)13:00 開演
「愛の宝石~薔薇に魅せられた王女たち~」
2日(日)15:00開演
「Music +Gallery 2019-2022 の足跡」
※各公演休憩ナシの1時間公演




【コンサート出演者】
「愛の宝石」(6/30、7/2)
佐藤篤子、齋藤千夏ドゥラガヌリー(以上、ソプラノ )、大坪由里(ピアノ)、西新井 歩(天の声、他)
「Music + Gallery」(7/1、7/2)
和田静乃(歌・朗読)、加藤亜祐美(ピアノ)




【プログラム】
「愛の宝石」(6/30、7/2)
・オペラ《ポッペアの戴冠》より 二重唱「うっとりと見つめ」(モンテヴェルディ作曲)
・バラ色の人生(ルイギ作曲)
・ミュージカル《ウェストサイドストーリー》より I feel Pretty(バーンスタイン作曲)
・オペレッタ《魅惑的な人》より プリマドンナソング(オッフェンバック作曲)
…ほか


「Music + Gallery」(7/1、7/2)
朗読と音楽『森の時間~母鳥の歌~』『虹色の彼女』(以上、脚本:和田静乃)
・竹とんぼに(木下牧子作曲)
・アヴェ・マリア(シューベルト作曲)
・おやすみ(ドヴォルザーク作曲)
・Stand Alone(久石譲作曲)
・組曲「光の在処」(和田静乃作詩・加藤亜祐美作曲)
…ほか


※プログラムは都合により変更になる場合がございます。ご了承ください。




【会場】
ギャラリー・樋口文庫
(港区虎ノ門4-3-9)




【アクセス】
東京メトロ日比谷線「神谷町駅」より 徒歩2分




【入場料】
作品展のみの入場は無料。
コンサートのご予約をされていないお客様は、開演中のご入場はできません。
コンサートは限定50席・全席指定席、1公演につき3,000円。
2公演通し券5,000円のご用意もございます。
なお、この2公演通し券については、日を跨いだ2公演でも適用されます。




【特別販売】
展示作品は、一部を除き、ご購入いただけますが、作品の引渡しは作品展会期終了後となります。ノート、一筆箋、カードなどの小島典子のステーショナリーの販売も予定しております。
また「aromalato(アロマラート」に使用された香水の他、これまでにMusic+Galleryのために調香されたDI SER の香水、全6種類の特別サイズ(9ml)の限定販売を致します。香水をご購入いただいたお客様には、ノベルティのご用意もございます。




【香水相談】(予約制)
今回取り扱う6種類のDI SERの香水の中から、和田静乃がお客様にお似合いになる香りをご紹介いたします。また、絵画作品との関係のご説明や、纏い方のアドバイスもいたします。以下の時間帯からご都合の良いお時間をお選びいただき、事前にご予約ください。


6/30→ 11:30~、13:00~、15:00~
7/1→ 11:30~、13:00~、Music+Gallery 終演後~
7/2→11:30~、Music+Gallery 終演後~
※終演後にご希望の方は10分程度お待ち頂くことをご承知おきください。




【協力】
DI SER 篠原康幸




【主催】
アトリエ クレモラァタ




【お問い合わせ・ご予約】
アトリエ クレモラァタ art@cremolato.jp 
A.flat(エー・フラット) A.flat.concert.info@gmail.com







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Music +Gallery引越し公演

2019年より毎秋、代官山ヒルサイドテラスの「猿楽祭」において、「Music + Gallery 」という演目で、絵と音楽 そして香りを楽しめるコンサートを開催してまいりました。


ヒルサイドテラス内のヒルサイドプラザという、それはそれは素晴らしい場所で、私が企画したコンサートを開催できるなんて!とお声がけいただいたときは大喜びでしたが、あれだけのスペースを有効に、また、私らしく作るにはどうしたらいいかと、普段 直感人間の私が考えに考えて、ご協力をお願いしたのが小島典子さんでした。


私のCDジャケットをはじめ、これまでにも何度かお仕事をご一緒させて頂きましたが、私の思いを汲んでくださり、私の求める雰囲気を出してくださるのは、この方だと思ったのです。


その想いをお話しするところから始まり、共同主催者にまでなってくださり、これまで4回もコンサート内容や曲に合わせた絵を描いていただいて…こんなことは あり得ないことだなと思ってきました。




私がいつも残念に思っていたのは、Music +Gallery はたった1日で終わってしまうこと。普通 作品展や個展といったら 数日間は開催されるもの。初年度に描いていただいたこちらの絵は、その翌年 翌々年と展示しましたが、一度しか展示していない作品も多くあるのです。


そこで私は、ギャラリーを併設したホールを中心にMusic +Gallery に相応しい会場はないかと探してまいりました。
でも、なかなか見つからない…あったとしても、ギャラリーとコンサート会場を同時に予約することは叶わず…猿楽祭のように期日が決まっているわけではないし、ゆっくり探そうなんて思っていた矢先、猿楽祭で同日にコンサートを開催している佐藤篤子(ロン)ちゃんに何気なく話しました。
すると、「静乃!グランドピアノがあるギャラリー知ってる!」と教えてくれたのです!
早速 そのギャラリーと繋がりのある方に連絡してくれ、オーナー様と私たちを繋いでくれました。オーナー様は 音大の声楽科卒で、ニューヨークで歌やミュージカルを学んだ方。かつて、 ギャラリーコンサートも開催されていたことがあり、私たちがこれまでにしてきたことをお話しすると、とても共感して、感激してくださり、私たちの利用を快諾してくださったのです。


ここは、 是非 間に入ってくれた ロンにもコンサートをやってもらおう!と、猿楽祭の初日公演が まるっと神谷町に引越しするような形で、この夏 3日間の会期で実現することとなりました。


詳細の告知文が ながーいので、このあと 別途 投稿いたします。


是非とも、コンサートの時間に合わせていらして頂きたいのですが、会期中は全日私も在廊予定です。コンサートの時間は都合が悪くて…という方も、作品展だけでも覗きにいらしてくださいね。


それでは オフィシャル告知に続きます!

選ぶことの喜び

最近、好きなもの、好きなことがクローズアップされて見えてくることが増えているのですが、この件のひとつに「〇〇に合う(似合う)もの選び」ということがあります。自分が選んだものを相手に(個人に限らず)喜んでもらえた時、相手にフィットしていることがあきらかになった時、私は「ヨシッ!」と体内でガッツポーズをするわけですが、これ、私にとってとても大きな喜びになるのです。



先日、この春大学生になる親戚の女の子に、私が服を選んであげるというお買い物に出かけました。どういうわけか、彼女の私への信頼は絶大で「しーちゃんに選んでもらう!」と楽しみにしてくれていたのだとか。それだけでも私は嬉しく、テンションがあがるわけですが、その約束をしてその日がくるまでに、彼女に似合いそうだなと思うブランドを見つけ、紹介しようと思っていました。


当日、そこに並んだ服を見て「かわいい!」と目がキラキラした彼女。たくさんある服の中から3点私が選んだものを彼女は試着したのですが、それが3着ともよく似合うこと!他にも可愛いものがあったので、他にも着てみる?と提案しましたが、この3つがいい!と購入に至りました。


実は、こういうことは初めてではなく、大学生の時から、服を選んで欲しいと言われることが多かった私。香水にはまってからは、香水を選んで欲しいと言われることは日常。友人のドレス選びにも自信があります。


プレゼント選びなんかも、大好きです。最近SNSでよく見る「これさえ贈れば!」的な投稿がありますが、そういうのってとても悲しいなと思ってしまいます。「女の子ってこういうもの」「これをあげておけば間違いない」という不特定多数の人たちを十把一絡げにする考え方そのものが苦手だからというのもありますが、相手を思う気持ちから相手の趣味嗜好を考え、それと自分の「好き」とを掛け合わせたプレゼントだからこそ、喜んでもらえると思っています。なので、私の場合、相手がどんなに好きなものでも、自分があげたいものでなければ、絶対にあげません。絶対に。笑




私は似合わないものははっきり「似合わない」と言います。また逆に私がいい!と思っても、本人が「?」の場合には無理強いはしません。販売員でもありませんし、売らなきゃいけない立場ではありませんから。


まぁ、だからこそ、選んで欲しい、につながるのかもしれませんが、似合うもの選びのはそういうことだけじゃないんです。


ここにも何度も書いてる方思いますが、コンサートを企画する時、何よりも私が喜びを感じるのは選曲の時。季節に合うもの、コンセプトに合うもの、会場に合うもの、お客様の層に合うもの…それを考えながらの曲選びがたまらなく好きなのです。


奇しくも、今は夏の「ひまわりコンサート」(生徒たちの発表会)の選曲中ですが、これがまた楽しいのなんの。本人の今の実力と好み、歌いたい!という気持ちにフィットする曲選びは、本当にウキウキします。そして、譜読みさせ、歌わせた(弾かせた)時に、やっぱりぴったり!と思えた時、ここでもガッツポーズになるわけです。


直感が働かないことがあっても、もやもやするところは、「!」と降りてくるのを待ちます。もちろん、迷うことも悩むこともあるけれど、その時間も嫌いじゃないんですよねぇ。


あ、もちろん「自分に」選ぶことも大好きです♡

打ち合わせ続々

昨日、予期せず、打ち合わせがふたつに。




急遽、そんなことになって、こういうことってあるんだなぁと。予定していても、予定通りにいかないなんていうのは常ですが、昨日はなんだか不思議でした。あと2週間くらい先にはっきりするであろうと思っていたことが、昨日クリアになってしまったのです。


今年、私が対峙しているものは本当に大きく、押しても押してもなかなか前に進みません。そういうものに向かっているからこそだと思えるので、苦しくはないですが、頭も心もフル稼働しているのに、進まなかったりする。例えが悪いですが、焦げ付いた鍋を洗う時と似ているなと思います。
ただ放置しただけでは、焦げは落ちない。でも、藪から棒にゴシゴシと力攻めでいっても、疲れるだけ。水につけておいてふやかしたり、あるいはまた逆に、汚れをカラカラに乾燥させて研磨できるようにしなくては。


今回は、その水に漬けたり、逆にカラカラに乾かしたり、という時間が、これまでよりも長くかかっています。何もしなければ前には進めないけれど、考えても考えても、ダメな時はダメ。やり方はひとつではなく、あれこれやってるうちに、するっと進んだりする…それが昨日みたいな瞬間だなと思っています。そして、その「するっ」の振り幅が、今回は本当に大きいと感じるのです。


これまでも大事にしてきたことではありますが、最終的にするっと進む時は、人と会って話した時だなと、昨日は改めて実感しました。それまでに、自分でちゃんと考えて、構築したからこそのことですが、話すことによって、自分の中から思いもよらなかった言葉が出てきたりもするのです。相手に伝えよう、わかってもらおう、と思うからこそ、自分の考えをよりわかりやすく伝えるために、そんなことになるのかもしれません。


私にとっては、やはり「言葉」と「コミュニケーション」が鍵になる。このブログもその場になるなと、今日もこれを書いています。


こういう対峙が常だと、私は消耗が激しいなということも感じています。常になったらそれがデフォルトになるということかもしれませんが、私の場合、全力投球しすぎるので(一生治らないであろう気質)それは無理だと思われます。現に、今日は午前中思うように行動できずでした。汗。でも、疲労感はあっても充実感はありますし、心は完全にポジティブ。これでまた少し先に進める!とも思えています。


最近感じていたことを、何かに書き留めておきたいなと思いつつ、そのままにしていたことがもうひとつあります。
それについても近々ここに書けば、自分の中の発見と整理に繋げられるかな、と今感じているので、また近々。

Lalarion vol.4 終演

3月4日。
Lalarion の4回目のコンサート「しあわせな春の音たち」終演いたしました。
ご来場頂きました皆様、ありがとうございました!




それぞれのソロが約15分ずつ。
それに、3人あるいは2人の歌のアンサンブル。中盤にはコント(!)まで挟まれて、盛り盛り沢山なコンサートとなりました。


コント、誰がやったの?!って、私たちです。笑






まぁ、正直にお話しすると、出オチ、というやつだったんですけれども。苦笑。ドレスの上に割烹着を着て登場するなんて、誰も想像しませんよね。でも、会場中、湧きに湧きましたし、泣くほど笑ってくださった方もいらしたようなので、それでよし、です。またやってね!!と何人の方に言われたかわかりませんが…いつこのキャラが帰ってくるかは、お楽しみです。


肝心の演奏の方も、大変好評をいただきまして、主催者としてはホッとしました。コロナ感染対策というところからスタートした演奏形態でしたが、それぞれのソロがしっかり聴いていただくことで、それぞれの魅力を理解していただきやすい様子。
ミニミニリサイタル形式ではありますが、共通のテーマを決めて、それに沿ってそれぞれが選曲するため、バラバラな感じになりにくく、この人は何を選んだのかな?どういう観点で選んだのかな?というのも、お客様にとっての楽しみになるようです。コロナ対策関係なしに、またやりたい形式だなと思っています。






肩に、手に、小鳥をとまらせてのアンコール。この小鳥ちゃんは、以前小道具としてお揃いで購入したもの。遠目だと本物に見えるリアルさですが、もちろん生きていません。(残念ながら!)


歌い手3人のドレスは、春を意識した色にしたく、チラシもピンクを基調としていましたし、ピンクからのグラデーションにしました。コンサートの冒頭、私たちの登場にお客様が「わぁ~!」となってくださったのも、嬉しかったです。やはり、衣装、大事ですね。


さて、この本番が終わり、すでに次へと始動しています。今年は転機になるな…とそんなふうに思える動きです。本番が多いとか、そういうことではないので、表面的には静かかと思いますが、心も頭もクルクル動きまくっています。


応援してくださっている皆様にも、喜んでいただけるのではないかな…と思っています。がんばります。





ひなまつり

この春、我が家に初登場したおひなさま。


いわゆる「おばあちゃん子」だった私は、祖母が趣味で木目込み人形を作っていた影響からか、木目込み人形のまるっと柔和な雰囲気が好きで、こちらのお雛様の購入に至りました。
サイズも小さめで、顔が福々としているのも好きなポイント。衣装も好きなものが選べたので、たくさんあったデザインから、紅白のシンプルかつ和の雰囲気が強すぎないものを選びましたが、見れば見るほど可愛くて、ご縁だったなぁと思っています。


今日は実家の母が、ちらし寿司を届けてくれました。お雛様にも少し。


明日はLalarion の4回目となるコンサートなので、夕飯の準備は簡単に済ませたく…本当にありがたいです。あとは、蛤のお吸い物と、エビシュウマイを作ります。


前回のLalarion のコンサートは、2021年の9月、コロナ感染者が増大した時期で、コンサートをしてもいいものかどうか、本当にギリギリまで悩んだのを思い出します。
あれから1年半、収束に向かっているのか、果たして収束したと言える日が来るのか…という状況ではありますが、あの時とは全然違う気持ちで本番前日を過ごしています。


明日は、前回はほぼ披露しなかったアンサンブルも多くプログラムしました。


春という季節にも手伝ってもらいながら、いらしてくださる皆様にとって、晴れやかな気持ちになる時間にできたらいいなと思っています。


当日券のご用意もございます。
お時間ある方、ぜひお出かけください。


ミューザ川崎シンフォニーホール・音楽工房 市民交流室にて
13:30開場、14:00開演です。
チケットは前売り券・当日券ともに3,000円。学生さんと、お席が必要な未就学児ちゃんは1,000円です。


お待ちしております!

しあわせな春の音たち

コンサートのお知らせです。


3月4日土曜日に、ミューザ川崎シンフォニーホール・音楽工房 市民交流室において、3人のソプラノとピアニストによる「Lalarion(ララリオン)」の4回目のコンサートを開催することとなりました。


アンサンブルユニットとしても、あちらこちらで歌って来た、坂本まりかちゃんとのユニット「凛音-rion-」と、
楽しいコンサートをコンセプトに開催して来た、佐藤篤子ちゃんとの「La・La・La」
それを足して「Lalarion」


共演楽器の方は、これまでも色々な方にお願いしてきましたが、今回は「音の葉」でもパートナーとして演奏している久保真知子ちゃんにピアニストをお願いしました。






季節は春。しあわせな音や言葉で溢れさせたい!そんな思いで「しあわせな春の音たち」と題しました。


それぞれのソロだけでなく、今回はアンサンブルのプログラムも色々。久しぶりにアカペラアンサンブルもご用意しています。お馴染みの曲も沢山登場しますよー!


日時:2023年3月4日(土) 13:30開場 14:00開演
会場:ミューザ川崎シンフォニーホール・音楽工房 市民交流室
アクセス:JR「川崎駅」中央南改札および中央北改札より 徒歩3分
入場料:全席自由 一般3,000円 学生1,000円


ご予約・お問い合わせは…
lalunabianca2007⭐︎Yahoo.co.jp 
↑⭐︎を@に変えてメール送信してください。
ご予約頂けます場合は、
①お名前
②枚数(一般と学生の別も明記ください)
③ご住所
以上3点を明記いただけますと助かります。


みなさまのお越しをお待ちしております!

うたはじめ 終演

1月14日「2023・うたはじめ」終演となりました。ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。


今回は、それぞれが、ただ「勉強した曲を発表する」のではなく「自分の演奏をする」というところに引き上がったなと思えるタイミングが何度もありました。舞台袖で出番を待つ彼女たちの表情が、これまでになく凛としていて、すごくいい!と思っていた私でした。


私は、生徒たちの演奏をつなぐ役目を果たすべく、歌い、トークもしましたが、こういうスタイルもありだと振り返ることができています。
出演者数や、生徒たちの選曲によっては、今回のスタイルが合わないこともあるかと思いますが、フレキシブルに対応できる要領は私も持っていると思えるので、そのときそのときの生徒たちが輝けるような「うたはじめ」にしていきたいと思っています。


輝く、といえば、自分の演奏曲に合わせてドレスを選んだり、ヘアメイクを凝ったりするのも、また楽しみのひとつ。暗譜に苦労したり、足りない練習にヒヤヒヤすることもあるでしょうけれど、舞台に立つという非日常をあらゆる面で楽しんでもらえたらいいな。



生徒たちの舞台は、次は8月の予定です。
「うたはじめ」に出演した子たちは、きっとここが糧になって次に繋げられるはず!


私も「私が教えています」と堂々としていられるよう、今後も切磋琢磨を忘れずに、ひとつひとつの舞台を大切にします!




2023年

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。


2022年まで、そんなこと考えたことなかったのに、2023年という数字に「なんて未来的なんだ…」と思った私。こんなに遠いところまできたんだな、そんな感覚があります。不思議な感覚。


そういう意味では、今年から次のステージに入るのかな?とも思えます。というのも、昨年の7月以降、まさに下半期から、色んなことがいい方向へ動き出して、それまでの滞った感じや、辛さからの脱却を感じていたのです。


辛いことと、しあわせなことの振り幅がとても大きくて、とても濃い一年でしたが、その分、たくさん感じて、考えて、自分の軸というか大切にしたいものが何かということが、よりクローズアップされた年でもありました。


そこからの2023年。ステージが変わるからこそ、自分の大切にしたいものを見失わないように、重要なメッセージをもらった2022年だったのかもしれません。


よく、年末にこの1年を漢字一字で表すと?というトピックが上がりますが、私にとって2022年は「転」だったなと思っています。
続く今年は、「七転び八起き」で「起」となるか?
それとも「起承転結」の「結」となるか?
はたまた全然違う漢字がくるか?


どんなことがあっても、それが自分にとって必要なことと考え、前向きに生きていく、それはこれまでと同様ではありますが、よりスッキリと、まっすぐに、やさしさは忘れずに、進んで行きたいと思います。


これを読んでくださっている皆さまにとっても、清々しい1年になることを祈って。


ブログもがんばります!(決意)









光と海に寄せるまで②

続きがなかなか書けずにおりましたが…(光と海に寄せるまで①をお読みでない方は、そちらからお読みいただけたらと!)エルガーの「海の絵」を小島さんに賛同していただいたものの、本当にそんなにアカデミックでコアな作品を猿楽祭の演目にするためにどうしたらいいか、真剣に考え始めました。


「海の絵」は5曲から成る歌曲集ですが、全曲通して演奏したいという思いがありました。5曲はすべて違う詩人(2曲目は、エルガー夫人による詩で唯一のラブソングです♡)ですし、5曲の内容を繋いでいるのは「海」というテーマだけ。「組曲」ではなく「歌曲集」となっているのは、そんなところからかと思います。しかし、エルガーのつけた音、音楽は、確実に全曲演奏を基盤においた作曲で、第1、3、5曲はスケールが大きく、第2、4曲は少し軽めというか、シンプルな曲になっています。詩の内容もそれにリンクしていて、全曲演奏するからこそ、それぞれの魅力が最大限に発揮される、そんな感じがするのです。


全曲で25分。詩は英語…
もうこれは、字幕を作り、詩の朗読を曲間に入れるというやり方で、その内容を少しでもわかりやすくしなければと思いました。①でも書いたように、絵の効果は絶大ではありますが、それだけでは届かない気がしました。


最終的に、冒頭と、第3曲と第4曲の間に、小島さんによる英語詩の朗読と、私が訳した訳詩の朗読を一部挟むことにしました。それが、どうやらとても効果を発揮したらしく、最終的に、朗読も含めてひとつの形になったように思います。


訳詩、といえば、英語からずいぶん離れていた私が、訳詩に挑戦しました。字幕を作るための訳詩だったので、訳詩、というより、「和田静乃による解釈詩」と言った方がいいかもしれません。
よく読めば理解できても、パッと理解できる言葉でなければ、字幕にする意味もないと思ったのです。話し言葉ではなく、詩である以上、映画の字幕とは違った要素がなければいけないはずですが、そこは、私の「解釈詩」ということで、進めました。できるだけ、詩的な日本語を使い、わかりやすくしたつもりです。


でも、その作業が本当に大変でした…
英語が話せる友人に手伝ってもらっても、彼女でもわからないというところが沢山。詩を解釈するって、母国語でもストレートにはいかないことがありますから、外国語ではさらに難しいということだなと強く感じました。


最終的には「きっとこういうことだ!」とこじつけた部分もありますが、たくさんたくさん考えることにより、これはもしや、こういうことなのでは…!と自分の中で光となった詩もあり、やはり、英語であろうと日本語であろうと、言葉って魅力的だと思いましたし、そこにないもの、見えないものを想像することの面白さを思い出させてもらったような気持ちでした。


最終的に、その字幕と小島さんの絵とが一緒にプロジェクターに映し出されましたが、その言葉と絵とのマッチングがよかったと、とても好評でした。当日プロジェクター操作をしてくれた河端夏紀さんが、私の原稿をもとにデータを作ってくれたのですが、そのセンスにも助けられました。






今、振り返ってみても、本当に「歌いたい!」という思いだけで、最後までよく頑張ったなと思います。この歳で、汗、25分分もの新しい詩、それも歌い慣れない英語を覚え、歌唱に繋げたことは、本当によくやった!と自分に言ってあげたいですし、それより何より、その私の思いに協力してくれた小島さんはもちろん、奏者の3人、チェロの野村奈美ちゃん、クラリネットの篠塚恵子ちゃん、ピアノの加藤亜祐美ちゃんの音作りの素晴らしさと言ったら…!


その音作りについては、また改めて。(まだまだ続きます!年内に終わらせるつもりだったのに…無理っぽい…)