tsuki no kobanashi

ソプラノ 和田静乃の日々をつづります
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旅のおわり

ルッカを堪能した後は、フィレンツェにもどり、
ちょっとお買い物の続きをして、
きれいな夕焼けをベッキオ橋から眺めました。
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明日は帰るのか・・・と思うと、
ちょっぴりさみしくなりました。
こんなに「帰りたくない!」と思う旅行は
初めてだったかもしれません。

2か月前に新婚旅行に行けることがはっきりし、
ヨキータさんにお願いして、この素晴らしい旅行が実現しました。
予測してなかったことがいろいろあって、
ハラハラしたり、心配になったりもしましたが、
結果、本当に楽しくて帰りたくないと思える旅行になりました。

本来、新婚旅行とは、なんのためにあるものなのか、
そんなことを考えたこともありませんでしたが、
少なくとも、私たちにとってのこの新婚旅行は、
ふたりで「きれいだね!」と感激し、
ふたりで「おいしいね!」と感動し、
ふたりで「よかったね!」と言い合うことのできるものでした。

ひとつのものから、
ひとつの出会いから、
ふたりで共感できるということは、
本当にしあわせなことです。

私たちは、価値観やセンスがとても近く、
それは結婚前からもわかっていたことですが、
それが海外に行っても、何も変わることがなかったこと、
それも、私にとっては喜びでした。

ネドにも「次は来年だぞ!」と言われていることですし、笑、
またふたりで行けるようにがんばります!

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Lucca

・・・というわけで、一路、ルッカへ。
トスカーナの宝石、とも呼ばれるこの街、
作曲家・プッチーニの生誕地でもありますし、
以前から行くことをおすすめされていたところ。

今回、思いもよらない縁に恵まれて、行くことができました。

城壁に囲まれた小さな街、ルッカ。
第一印象としては、静かで穏やかな街。
そこに住む人たちも、訪問者を静かに受け入れているという感じで、
観光地にありがちな「観光客向け」的なものはありません。

でも、そこが好印象。
媚もなく、逆にお高くとまっている感じもない。
好きだなぁ、と思えるところでした。

そして、やはりここもオフシーズンの影響で、
閉まっているお店ばかり・・・
あぶら屋さんで紹介していただいたお店も、
お休みなのでは?と心配しましたが、
おすすめしていただいた中でも、
「ここにしよう!」と思っていたお店は、営業していました。

まだ時間が早かったので、
まずは、散策しながら、プッチーニの生家を目指しました。

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ルッカのドゥオモ。
中には入りませんでしたが、やはり穏やかな雰囲気。
ここの広場もそうでしたが、
広場ではたくさんの人たちが、思い思いにくつろいでおしゃべりしてました。

そういう光景はイタリアではよくみられますが、
ルッカはそういう人たちがとりわけ多い気がしました。
たまたまなのか、ルッカの人たちはそういう人たちなのか、
それはわかりませんが。

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とても素敵なディスプレイの印刷屋さん。
店内にも入ることができたのですが、
博物館のように美しかった!
ふるーい印刷機を使っているそうで、
店内には、ぷーんとインクの香り。
「あー!いい香り~!」と思わず口をついてしまいました。

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はい、プッチーニ大先生です。
生家では写真を撮ることはできませんでしたが、
とても雰囲気のあるお部屋でした。
でもここ、本当に観光客向けではありません・・・
・・・というのも、生家と少し離れたところにチケット売り場があり、
そこでチケットを買ってから生家に行くわけですが、
生家のインターホンを押して、チケットを買った旨を伝えると、
ドアを開けてくれるのです。
私たちが行った時も、入館者は私たちのみ。
天下のプッチーニなのに!

スタッフも、とても品のいい男性がひとり。
受け付けで簡単に中のことを説明してくれて、
あとはゆっくり見させてくれます。
BGMはもちろんプッチーニ作曲のオペラアリア。
人がいない分、逆に緊張感がありますが、
静かにゆっくり見ることができました。

さて。

いよいよおまちかねのランチ。
5軒ほど教えていただいたお店の中で、私たちが選んだのは、
Ristrante Giglio
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私たちは、テラスではなく、中でいただいたのですが・・・
・・・この雰囲気に、ちょっと緊張・・・
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あー、、、場違いだったかなぁ・・・と思いましたが、
もう入っちゃったし!と腹をくくったふたり。

でも、ほんとうに、ほんとうにおいしいものがいただけました!

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前菜にとった、タコのサラダ。
メニューに、タコとじゃがいもとセロリと・・・
とあったので、もっと一般的なタコのサラダかな?と思っていましたが、
すごくきれいなお皿が出てきました。

そして・・・本当においしかった!
タコがものすごくやわらかくて、
とてもおいしい衣をまとっているのです。
調理方法が知りたい!

そして、パスタは・・・
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ズッキーニとエビのクリームソースのパスタ

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ラグーソースのトルテッリ

このどちらも、すごくおいしかった!
特に、ズッキーニとエビは期待以上のおいしさでした!!

ここまで風格のあるリストランテだと、
セコンド(メイン)も頼まなきゃかな・・・と思っていたのですが、
パスタを食べ終わると、デザートメニューを持ってきてくれました。

そこまででお腹もいっぱいになっていたのもあって、内心、ホ。
そして、またデザートメニューが魅力的な単語の羅列!!
さんざん悩んでチョイスしたデザートが、
これまた大当たりでした!
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マスカルポーネクリームにラズベリーを添えて。

マスカルポーネクリーム、とは言っても、
ふわっふわのムース。
口に入れた途端、しゅわしゅわ~と溶けました( *´艸`)
お料理もおいしかったから、デザートもおいしいだろう!と期待はしていましたが、
その期待に完全にこたえてくれました!

お腹も心も大満足。

このあと、城壁の上をお散歩する予定でしたが、
思いのほか時間がなく、
ちょっと散策して、この街をあとにしました。

旅も縁

2月23日。

24日の早朝には日本へ発たなければならなかったので、
イタリアで過ごす最後の日となりました。

この日のことをお話するには、
渡伊前のある日のことからお話しなければなりません。
・・・って、なんだか、もったいつけてますが(^^ゞ

出発前のある日。
私たちは、横浜・野毛にある、てんぷらやさん、
「あぶら屋」さんに伺いました。
http://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140102/14010874/

ここは、大衆食堂的なてんぷらやさんで、
天丼800円ととてもリーズナブルなのですが、
本当に、本当においしいのです!!!

おいしいもの好きの方から教えていただいたのですが、
一度伺って大ファンに。
天丼だけでなく、定食もありますが、
私はいつも天丼♪
そのある日は、
大エビ天丼をオーダーしました( *´艸`)

カウンターのみのお店ですが、
この日はご主人がてんぷらを揚げている、
揚場(というのかな?)の目の前の席でした。

かなりインパクトのある夫婦だからなのか、笑、
この日が3度目くらいだったのですが、
ご主人にも覚えていただけていた様子でした。

「大エビ、こーんなに大きいよ~」

・・・というご主人の話から私たちとの会話が始まりました。

エビが高騰しちゃって、値上げしなくちゃいけなくなっちゃったんだよ~

エビはさぁ、世界中で取りっこなんだよね~

イタリア料理とかでもエビ使うもんね~

本場のイタリア料理はうまいよね、材料が違うんだよなぁ~

妹の連れ合いがイタリア料理のシェフでさ、今はケガしてやめちゃったんだけど

妹はさ~イタリアに住んでんだよ、トスカーナにいるんだけどね

・・・って、ここで私たち夫婦は顔を見合わせました。
そして、もちろん、

「私たち、来月トスカーナに行くんです!!!」

・・・となったわけです。
ご主人、えええええ( ゚Д゚)とものすごく驚かれて、
「トスカーナのどこ行くの?妹はルッカにいるんだよ!ルッカに行きなよ!」
・・・と。

ちょうどこの日、妹さんが一時帰国されていて、
お店の2階にいらっしゃるとかで、
ルッカのおいしいお店を聞いてあげるよ!と・・・

そして、妹さんおすすめのレストランリストを頂いて、
「楽しんでおいでね!!」と笑顔で見送っていただいたのでした。

23日は、初めからフィレンツェからちょっと遠出することを考えていましたし、
ルッカへは、フィレンツェから一本で1時間半弱で行ける街。
こんな素敵な縁があって、
ルッカに行かない手はない!

それに、おいしいてんぷらを揚げる方の妹さんのおすすめですから、
絶対おいしいお店に決まっている( *´艸`)!

・・・というわけで、
私たちは意気揚々とルッカに向かったのでした。

お買い物

旅行の楽しみのひとつ、お買い物。
小さな町の個人経営のお店で、
かわいいものを発掘するのが大好きな私ですが、
オフシーズンの今回は、
そういうお店でのお買い物は「まったく」できませんでした。泣。

お買い物らしいお買い物ができたのは、
フィレンツェのみ。
さすが、大きな観光都市です。

ランチ→ミケランジェロ広場のプチ同窓会のあと、
お買い物に繰り出しました。
お土産をいろいろ買う中で、
新婚旅行の記念に、一本ずつ香水を買おう、ということに。

向かったのは、パルファムバーともいわれる、香水屋さんのオルファットリオ。

店内には、美しくたくさんの香りがディスプレイされていました。
まずは、修さんの香水選びから。

私たちを担当してくださったスタッフさんは、
とてもキュートで話しやすい感じの方。
言わずもがな、お店の人とのコミュニケーションが好きな私、
ちょっとうれしくなりました。

修さんが気になっていた香り、
ラルチザン パフュームの「フー・アブサン」を試したい、と伝えると、
「いい香りよ!」とムエットに吹き付けてくれました。
もうひとつ、「ピメン・ブルラン」が気になってるんだけど、と伝えると、
彼女はものすごくびっくりして、
「この香りを知ってるの?!これはものすごく独特な香りだけど、すごく魅力的よ!」
と、嬉しそうにムエットに吹き付けてくれました。
このひと、きっとピメン・ブルランが好きなんだな( *´艸`)と、
すぐにわかる対応でした。

修さんが自分の肌でも試し、
ピメン・ブルランにする!と決めると、
「うん!いいと思うわ!」と明るい反応。

次は、私の番。

「ラルチザン パフュームは、ほとんど持ってるんだけど・・・」と伝えると、笑、
目がまんまるになった彼女。
「でも、ラルチザンの中で一番好きなのは、ナヴィガーなの」と言うと、
「あー!廃盤になっちゃったのよね、いい香りだったのに!」と。

ナヴィガーを知っているだけでも、頼りになる!

「そういう香りが好きな私に、ラルチザンでなくてもいいから、おすすめはある?」
・・・と聞くと、自信満々ににっこりして、すすめてくれたのが、
ディプティックというブランドの、オー・ド・リエル。
香りを吹き付けたムエットを鼻に近づけると・・・
すっごくタイプな香り!!!

「わー!これ、好き!!」と伝えると、
「ナヴィガーよりウッドが控えめで、グリーンが強めな感じですね」と。

この人、ほんとに頼りになる!!と、
「他におすすめはある??」と聞くと、
アニック・グタールのニュイ・エトワールと、マンドラゴールを。
ニュイ・エトワールは以前から興味のあった香り。
オー・ド・リエルは右腕に、ニュイ・エトワールは左腕に吹き付けてもらい、
やはり、オー・ド・リエルにしよう!と決意。

彼女にそれを伝えると、
「そうね、ナヴィガーにはこっちが近いわね♪いいと思うわー」と。

そして、
「こんな風にお買い物してくれて、うれしい!楽しかった~!」と、
たっくさんのサンプルをプレゼントしてくれました(*‘∀‘)

私のつたないイタリア語をすごくほめてくれ、
イタリアに住んでるの?と聞かれたので、
日本に住んでいることと、実はハネムーンなの、と言うと
「Auguriiiiiii!!!(おめでとう!!!!!)」と(*^^*)

イタリアでも「らしさ」全開のお買い物を楽しんだ私、
そして、修さんも私も、
この「新婚旅行の香り」が大のお気に入りとなりました。
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プチ同窓会

フィレンツェ2日目は、
ウッフィッツィ美術館から始まりました。
私は3度目になりますが、
フィレンツェといえばここ、ともいえるくらいの場所ですからね。

結婚する前のデートの定番は美術館だった私たち、
ここのところ、日本国内では行けていなかったので、
久々の美術館でもありました。

ひとつひとつの美術品や、絵が素晴らしいのはさることながら、
建物自体が美術品。
すごーい・・・!と見上げる修さん。
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私がここに初めて訪れたのは、22歳の時。
2回目に訪れたのは、31歳の時。
そして、今回が3回目。
今気づきました、ぴったり9年おき・・・!

初めてのときは、ヴィーナスの誕生に感激。
こんなに大きな絵なのか!と思ったのと、
きれいな絵だなぁ~とつくづく思ったのを覚えています。

2回目は、絵が出す空気というか、圧というか、
そういうものを感じすぎて、
若干「あたった」感じになりました。
この感じ、おわかりいただけますでしょうか・・・
一所懸命に「わかろう」と思いすぎたのかもしれませんが。

3回目の今回は、2回目のそれを踏まえていたこともあり、
自分自身、3回目だ、ということもあり、
お散歩気分で回っていました。
それでも、目に飛び込んでくる絵があります。
今の私に、何かを感じさせるものだけが、目に入ってきた・・・
・・・まさに、そんな感じでした。

あたたかく、おだやかで、やさしいもの。
天使たちや、聖人たちのまなざしであったり、
イエス様を抱くマリア様の腕であったり、
女性の、白くやわらかな肌であったり・・・

そんな「慈愛」を感じるような、
そんな絵が私を呼んでいました。

今、感じるのは・・・

私自身がそうでありたいと思っているからかな、と思うのです。
そして、それは、結婚したからなのかな、とも。

じっくり見ることはしませんでしたが、
そんなことを思いながら美術館を後にしました。

そして・・・

ウッフィッツィ美術館のチケット売り場前に、
私たちを待っていてくれた人たちが!!

はい、イタリアに住んでいる大学院同期のふたり、
パルマ在住のAと
モデナ在住のYちゃんとの、10年ぶりの再会~!
日曜日ならフィレンツェまで行ける!と、
わざわざ出向いてくれたのです(/_;)
「ひさしぶり~!」とハグをして、
修さんを紹介しました。

ひとなつっこいAは、
「名前は?おさむ?おさむちゃん!」
・・・と、さっそくそんな呼び方に。
すっかり、イタリア人。笑。

「お腹空いた!」と、Aのフィレンツェ在住のお友達が教えてくれたという、
オステリアCentopoveriへ。
私たちがその日の一組目だったようですが、
そのあと、わんさかと入ってきて、
あっという間に満席!

それもそのはず、
プリモ(パスタなど)とセコンド(お肉料理がほとんどでした)に、
ワイン(ひとり250ml)、お水(ガス入りかガスなしが選べる)で、
ひとり10ユーロ!

そして、そういうセットもののワインとは思えないほど、
ワインが飲みやすくておいしい!
いや、かなり、驚きでした。

それでも、気付いたら、Yちゃんが全部支払っておいてくれたのですが・・・<(_ _)>

そしてこのランチタイム・・・
私たち、相当うるさかったと思います・・・
普通、日本人はおとなしい、と言われますが、
ここでは私たちが一番うるさかったのではないかと・・・
珍しい・・・と思われただろな・・・

何がそこまで面白かったのかわかりませんが、笑、
本当にお腹抱えて笑って、泣くほど笑って・・・の時間でした。
ひぃひぃ言いながら、私が一番泣き笑いしてたと思いますが。

ランチ後は、ミケランジェロ広場に行くつもり、と話すと、
じゃあ、4人で行こう!ということに。

ミケランジェロ広場も、
フィレンツェといえば・・・の場所。
ここは、絶対行きたい!と思っていました。
たぶん・・・私は4回目とか、5回目とかですけれど。

お天気が悪い、と言われていたこの日の午後ですが、
やはり?問題なく、晴れてきました!
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絵のようですが、絵ではございません!!

もちろん、なかなか撮れないツーショットも撮ってもらいました。
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そしてもちろん、かつてのクラスメイト3人での写真も。
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修了して15年も経っているのに、
再会するのは10年ぶりだというのに、
あのころに戻って、ものすごく楽しい時間を過ごすことができました。
今回、イタリアで、プチ同窓会ができるなんて、
夢にも思っていませんでした。
修さんもすぐに打ち解けていましたし、
現地に暮らす友人と一緒にいられる安心感は、
より楽しさを膨らませました。

またイタリアでプチ同窓会をしよう!と約束をして、
「気を付けてね!」と見送る私たちに、
「私たちは大丈夫~!」と同じトーンでユニゾンしていたふたり。笑。

田舎から都会にやってきて、ちょっと緊張気味だった私たちに、
気持ちを楽にできる時間をプレゼントしてくれた、
AとYちゃんに、本当に感謝!
どうもありがとう~!

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