tsuki no kobanashi

ソプラノ 和田静乃の日々をつづります
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2014・ひまわりコンサート

7月30日。
私の生徒たちのコンサート、
「2014・ひまわりコンサート」を開催しました!

5歳~28歳までの、ピアノと声楽の生徒たちのコンサート、
今年は12名の参加でした。

選曲した時からコツコツ頑張った子、
ラストスパートで頑張った子・・・
昨日は、みんなが、その成果を発揮できたと思っています。

本番というのは、まさに「生」なので、
全然心配してなかった所でミスをしたり、
いつもできないところが、ウソみたいに上手にできたり、
・・・というのが、普通。

間違いを消しゴムで消すことはできないし、
成功しても、それを形に残すことはできない。

それが、音楽で、
そこが、いや、そこも、いいところなのです。

目に見えないからこそ、
形にできないからこそ、
心に深く残る。

そういうことも、教えて行きたいと思っています。

それにしても、先生によく似た生徒たちは、笑、
プレッシャーを感じたり、ガッチガチになってしまう・・・
ということが、皆無のようです。笑。
開演前の舞台袖もにぎやかだったこと。笑。

きっと、緊張感を教えることも、
先生の仕事のひとつなのでしょうけれど・・・
でも、私は、
舞台の楽しさや、
拍手を頂けることの喜びを感じてもらえれば、
と思っています。



私は、人前で演奏することに緊張感を覚えたのは、
音大受験を決めてからでした。
それまでは、発表会が楽しみでならない子でした。
そして、ある程度大人になってから、
その道に入ろうと思った頃に、
「怖さ」を知った、というわけです。

忘れもしない、高校3年生の発表会。
受験を1ヶ月後に控えた、ぎりぎりのところ。
私は、歌とピアノの両方で出演、
受験の課題曲を歌い、弾きました。

その、ピアノの演奏の時。
モーツァルトのピアノソナタを弾こうとしたその時。

最初の音すら、わからなくなってしまったのです。
まさに、まっしろ・・・
どうしていいかわからず、
とりあえず、ぽん、とひとつの鍵盤を押しました。
そこで「!」と思いだし、
なんとか、弾くことができました。

その時、ピアノの先生に、
「怖さを知ったわね。それでいいのよ」
・・・と言って頂いたことを覚えています。

あの発表会のことは、
その弾けなかった瞬間のことと、
先生のその言葉以外、
覚えていることはありません。

こんな風に書いていると色々思いだしますが、
私の手にピアノを残してくださったのも、
「音楽」というものを教えてくださったのも、
そのピアノの先生によるところが、
すごく大きい、ということを痛感します。

ソルフェージュのレッスン中、
「あなたは、ピアノより歌向きね」と言っていただいたことも、
私が歌の道に入る、大きなひとことでした。

「練習してないなら、来なくていい!」
と追い返され、わんわん泣きながら帰ったこと、
あれは、先生のヒステリーではなく、
練習がどれだけ大事かをわからせるものだったのでしょう。

厳しかったけれど、愛情深く教えて下さった先生。

あの、厳しさは・・・真似できないけれど、苦笑、
先生のあの愛情深さは見習わないと、と思っています。

今年のひまわりコンサートから、
そんなことを思った私でした。

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