tsuki no kobanashi

ソプラノ 和田静乃の日々をつづります
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歌と心とエールを

「私は何のために歌っているんだろう?」
・・・という自問自答の日々から、
「好きだから歌う!それでいい」
・・・と思えるようになったのは、もう何年前でしょうか。

歌や表現云々ではなく、
「何故、私はこれをやってるんだろう?」と考えることは、
誰にでもあることだと思います。
その理由が「好きだから」というところで、
すとん、と落ちた私は、多分、ちょっと特異な気がしますが、
かっこいいことは言えなくて、
好きなんだから、それでいいやーという風に思えたのを覚えています。

でも、そんなところから始まっている私の歌や表現を、
喜んでくださったり、楽しみに待ってくださっていたり、
涙してくださったりする方がいてくださるということは、とてもしあわせなことだと、
いつも、思っています。

「歌ってて本当によかった、これからも頑張ろう」と思えた瞬間は、
今までにも何度もありました。
その何度も、のうちの一度が、
東日本大震災の3か月後、ラルチザン パフュームの企画で、
石巻で歌わせていただいた時でした。

テレビに出ているわけでもない、
全くの無名ソプラノの私を、
石巻のみなさんは、待っていてくださいました。
私が、みなさんの前に立った時の、みなさんの笑顔を私は今でも忘れられませんし、
コンサートの一曲目から、涙涙になってしまった方や、
じっと私の歌を聴いてくださっていた方のことも、私は忘れられません。
コンサート終了後も、多くの方とお話し、
たくさんの笑顔と涙と、そしてあたたかいお言葉の数々を頂き、
私が、みなさんにしあわせにして頂きました。

その後、もう一度10月にラルチザンのイベントで出向き、
昨年5月には、私たちが主催となって、
凛音-rion-とTriangleのコンサートを石巻で開催いたしました。

この縁を大事にしたい、と思っただけでなく、
素直に「ここにまた来たい」と思ったのです。

東日本大震災に限らず、
日本だけでなく、世界のあらゆる場所で、思わぬ災害に苦しんだり、
災害はなくとも、貧困に苦しむ人が、
どれだけいるのか、私には測り知れません。

多くの人たちの力になりたい、と思っても、
その人たち全員にすることは、一生かけても無理なことでしょう。

だからこそ、縁がある場所、縁があると思える人たちに、
私ができることがあるならば、
力になることができるかどうかはわからないけれど、
「応援してます!」というエールを送り続けたいのです。

その場所が、私にとっては石巻だった。
きっと、何か見えない力で、石巻に結びつけてもらった。
それこそが、縁なのだろうと思っています。

私が、何不自由なく大人になり、
好きなことを続け、毎日しあわせに暮らしていることは、
当たり前のことではありません。
誤解を恐れずに言うとすれば、
このしあわせは、私の運命であり、
このしあわせがあるからこそ、私は歌っていられるのだと思っています。

そして、それは私だけではなく、
私と同じような状況で歌っている仲間たちにももちろん、
同じことが言えるのではないかと思うのです。

この夏も、その縁のできた石巻に、
私たちのしあわせを届けに、
忘れていませんよ、頑張りましょう!という気持ちを届けに、
行って参ります。

8月31日(土)、
いつもお世話になっている、石巻の呉服屋さん、かめ七呉服店にて、
Triangleのコンサートを開催いたします。

昨年は、メンバーで伴奏もし合う、というシーンもありましたが、
今年は、ピアニストの石野真穂さんの賛同もいただけて、
4人で伺うことができることになりました。

まだ、日程が決まった、というだけで、詳細は決まっていませんが、
それに伴い、都内でチャリティーコンサートを開催することとなりました。
みなさまにご協力をお願いして、
石巻でのコンサートをよりよいものにしたいと考えています。

そのコンサートについては、明日、詳細を発表いたします。

東日本大震災から2年。
またここでちょっと立ち止まって、
私たちと一緒に考えていただき、
ご協力いただけたら・・・と思っています。

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