tsuki no kobanashi

ソプラノ 和田静乃の日々をつづります
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これから

震災3ヶ月後、私が初めてかめ七さんに伺った時、
私のコンサートが二回目のコンサートだったということでしたが、
(なんと、一回目は、ギタリストの押尾コータローさんだったという・・・)
その時は、まだ店内の半分には、
泥で汚れてしまった商品が残っている状態でした。

2回目、同年の10月に伺った時は、
店内もずいぶん片付いていて、
月末には、営業を再開します、
というお話を伺うことができました。
「明日、ピアノが届くんですけど・・・また歌いに来てくださいね!」
・・・その時にそんな風に言っていただいて、
絶対また来よう!と決意したのでした。

3回目、翌年2012年の5月に伺うことを決めた時は、
「18:00まで営業があるので、開演はそれ以降でもいいですか」
・・・というお話でした。
いつもの生活が戻ってきてよかった!と、心から思えました。

そして、今回。

お店の中は、たくさんの商品があり、
店先では、絵本作家さんがプチイベントをされていました。
ピアノも、多くの人の手に触れたことで、
とても「鳴り」がよくなっていました。

震災がなかったら、きっと、
かめ七さんは、呉服屋さんの営業だけをしていたことでしょう。

あの震災は、恐怖と苦しみと、そして悲しみを深くさせるものでした。

でも。

そこから、立ちあがろうとするエネルギーと、
人と人とのつながりを再確認できたことは、きっと、
人間としての喜びを見出すものでもあったのではないか、と思うのです。

生きていれば、色んな事があって、
悲しいことも、辛いことも、憤りを覚えることもあるけれど、
それをただの悲しみや、辛さや、憤りでは終わらせないようにするのは、
やはり、自分自身なのだろうとも思うのです。

人のせいにしたり、何かのせいにするのではなく、
もちろん、自分のせいにするのでもなく、
悲しみや辛さを受け入れて、
それを、自分なりに昇華させていくこと。

そして、最後には、人間らしさだったり、
本当に求めているものだったり、
すごくすごく大切なものが、
心に残るのだろうと、そんな風に思います。

きっと、また伺えるであろう石巻。

そこでまた新しい一歩を踏み出している街に出会えることを祈って。

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