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tsuki no kobanashi

ソプラノ 和田静乃の日々をつづります
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私のピアノレッスンについて

声楽レッスンに続き、ピアノレッスンについて書かせてください。


こちらも、声楽レッスン同様に、
●私と面識のある方、あるいは生徒を含む知人の紹介がある方
を原則としています。直接面識はなくても、私のコンサートや発表会にいらしてくださったことがあり、私の音楽への向かい方をご存知の方ならお受けいたします。




3歳からピアノを習い、音大声楽科を目指していた受験生時代も、私のピアノの先生は「ピアノ科でも入れるくらいに」とレッスンしてくださっていました。でも、それは、音大受験を決めてからのことで、それまでの私は本当に練習嫌いの生徒でした。


私と同世代の40代~50代のかけての方には「ピアノの先生は怖い」というイメージを持たれている方が多いような気がします。実際、私の先生もなかなかでした。ただ、相性がよかったというか、愛を感じることはできていたんだなと今は思えていますが。
そんな先生だったので、練習してこないなんていうことは、あり得ないレッスン。沢山の生徒を育て上げた先生が「あなたみたいな人は初めてよ」と言わせるような、私はそんな生徒でした。つまり、全然練習しなくても平気でレッスンに行くような子だったのです。
もちろん、褒められたことではありません。あの時、先生の言うようにちゃんと練習していれば…と思うことも多々。でも、ピアノは嫌いにはなりませんでした。中学受験の時も、入試2週間前の発表会にベートーヴェンソナタをしっかり弾きましたからね…我ながらセンスあったかなと思ってます。笑


何が言いたいのかというと、子どもの練習したくないという気持ちはよく理解できるということ。練習に向かえない、習慣化できないというのも、経験済みの私です。でも、だからこそ、そういう子に練習に向かえ!とは言いません。


ではどうするのか?


練習してこないなら、してこないなりに、一緒にピアノに向かうレッスンをします。練習してこないから、ここまでしかできない、というのをわかってもらいます。
練習してくるのとしないのとでは、どう違うのか、ということをわかってもらいたいというところが大きいです。歌でも楽器でも、上手になるのに1番大事なのは練習すること。それは、私が練習嫌いだったからこそわかるのです。練習が大事だからこそ、「練習しないと弾けない(怒られる)」、のではなく、「練習してくると弾ける(楽しい)」という発想にしたいなと考えています。


そして、発表会などのイベントの時には本人が弾きたい!と思える曲を選曲するということ。弾いてみたい!と思える憧れの曲があり、それを弾く許しをもらえた時は、本当によく練習しました。高校1年生のとき、ショパンのショの字も弾いたことのなかった私が「スケルツォの2番を弾きたいです」と豪語し、先生ドン引き。でも「あなたは弾きたい曲なら頑張るのよね」とOKを出してくださり、最終的に「ここまでやると思ってなかった」と言っていただける本番でした。


つまり、やりたい!やってみたい!と思える提示をすることを心がけています。他の子と同じ道を行く必要はないと思うのです。


ただし


ここで声を大にして言いたいのは「そこまでだ」ということ。私の専門はあくまで歌で、ピアノではないということ。さらに、練習嫌いだった私は、ピアノの先生なら通ってきたであろう道をすっ飛ばしてきたところがあるのです。
でも、だからこそ、テクニック的なことよりも「どこに歌があるのか」「どこを立たせたら雰囲気が出るのか」ということなど、ただ楽器を弾くというよりも歌を歌うように弾くということを伝えています。


そこを魅力に感じてくださりさえすれば、子どもも大人も関係なく、声楽の生徒と同じように愛を注ぎます。もちろん、レッスンに通ってもらう以上、上手になってもらいたいという思いはありますし、そこに喜びも感じますが、それだけでなく、人間としての成長というか、音楽を通して沢山の想いを共有していきたいなと考えています。
(なんとなく、子どもレッスンについて書いている感じですが、大人の方ももちろんお受けします。それこそ、ゆったりと、弾きたい曲を練習したいく、というスタンスもいいと思っています。)


今年の発表会は声楽のところでも書きましたが、8月3日(水)です。今からでも、なんとか舞台に立てるようなレッスンにします。どうぞお気軽にお問合わせくださいね。


そして、最後に。
私の経験上「不純な動機」が、実はとても大事でした。レッスンに行けば、お菓子が買ってもらえる、先生のところのネコと遊べる(残念ながら我が家には動物はおりませんが)、レッスンバッグが可愛い、はたまた、声楽科を目指して遠くまでレッスンに通うようになってからは、帰りに渋谷や表参道、代官山に遊びに行くのが楽しみで頑張っていたといえます。


でも、それって私が「素敵だな」と思える奏者の方(歌・楽器問わず)の方が皆さん口を揃えて行っていること。
色んなことを見たり聞いたり、いい!と感じたり、嫌だ!も感じたり、ちょっとイタズラをしてしまったり…ということがある人の方が、いい音楽を導き出せると思っています。


つまり


大真面目な方は私のレッスンには向かないということですね。笑
抜け感のある、楽しい時間を過ごしにいらしてください。


lalunabianca2007⭐︎yahoo.co.jp
↑⭐︎を@に変えてメール送信。

これと別に、私の個人的な連絡先をご存知の方は、そちらからでも構いません。





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