tsuki no kobanashi

ソプラノ 和田静乃の日々をつづります
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胸がいっぱい

昨日の「歌とお菓子のマリアージュ」
昨日のブログにも書きましたが、
実に、涙に襲われそうなシーンが何度かありました。

歌っている時は大丈夫でも、
MC中に胸がいっぱいになってしまうことが・・・多々。

昨日のプログラムは、私の思い入れが強い曲が多かったのと、
思いが込められる曲、詩を歌い込める曲がほとんどだったので、
より胸にくるものがあったのです。

そして、休憩中も。

「歌とお菓子のマリアージュ」では、休憩中にお菓子とお茶をお出しするので、
休憩を約30分と、通常のコンサートより長めに取ります。
会場も小さいですし、お客様との距離も近いコンサートなので、
私もホワイエに顔を出して、ごあいさつに伺いました。

都合がつけば必ずコンサートにいらしてくださる、
私の歌の生徒さんでもあるSさんと、
Sさんがお声をかけてくださり、一緒にいらして下さったOさん。
Oさんは、私の歌を聴いてくださったことはあるけれど、
Il Concertinoや、歌とお菓子・・・など、
私が主催に関わるコンサートは初めてだったのではないかと思うのですが、
その、Oさんに嬉しいお言葉をいただいたのです。


あなたが、どれだけ努力をされているか、どんな思いで歌を歌っているか、
お客様のことをどれだけ考えてくれているか、
ソロコンサートも10回めが迎えられるほどになっている理由が、よーくわかったわ、
ほんとよ、ほんとに、とってもいいわ!


お医者様でいらしたOさんは、
小さな体でも、とても風格と威厳のある方で、
しっかりとまっすぐ私を見て、そうおっしゃったのです。

その言葉とその目に胸がいっぱいになって、
まだ後半があったので懸命に涙を止めましたが、
終演後だったら号泣だったかもしれません。

今までも、同じような励ましの言葉を頂いたことがないわけではありません。
でも、今の私には、力強くおっしゃったあの言葉が、
とても必要だったと思っています。

人前で歌うくらいですから、
まったく自信がないわけではないのです。
でも、本当にいいのか、大丈夫なのか・・・
そういう思いと闘いながら歌っている部分もあるのです。

それはきっと、私だけではなく、
表現者でいる人たちは、多かれ少なかれ、誰もが感じている部分なのでしょう。

そして。
歌の世界で生きていく、ということよりも、
その時の自分がやりたいか、やりたくないかの選択で、
ここまで来てしまった私。
後悔はしていないけれど、本当にこれでよかったのだろうか?と思うことが、
ことに最近、よくあるのです。

それも、私だけではないでしょう。
それは、音楽家や表現者に限らず、生きていればぶち当たる壁。

でも、その壁を乗り越えるのも、自分でしかない。

自分でしかないのもわかっているけれど、
ぶつかっていく勇気とエネルギー不足で、
壁の前で立ち往生してしまう。

そんな時、嘘も媚びもない応援の言葉は、何よりのプレゼントとなるのです。
私は、本当に大きな贈り物をいただきました。

こういうことは、こういうところに書くべきではなく、
自分の胸にとどめておくべきなのかな?とも思いました。
でも、ここに書くことで、もう一度私の中にしっかり入るので、書くことにしました。

学びのない本番はありません。
ギフトのない本番もありません。

だからこそ、ひとつひとつの本番を大事にしないといけない、という思いも新たに。

ちゃんとアンテナ張って、受け取れる素直さと、
「私」という芯も大事にしながら。

きょうの香り・・・「また、新しい気持ちで、シャンと!」
バラ泥棒 × 地獄通り(ともに、ラルチザン・パフューム)

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